在宅支援入院Home support

事例①当院車両によるお迎えの対応

80代女性、東成区在住、要介護:1

家族様おられるが、遠方在住。かかりつけ医はなし。 (以前はかかりつけ医があったが、担当医とそりが合わず通院していない。) ヘルパー様が訪問の際尻もちをつかれた状態で発見される。医療機関への受診を勧めるが拒否される。 後日ヘルパー様が再度訪問すると起き上がれる様子ではなく、市の救急車を呼ぼうとしたが 「近所の方に迷惑になる」と拒否される。中本病院に入院の相談があり、 当院の送迎車両にて受診の後、安静加療目的での入院となる。

事例②家族様の入院による対応

70代男性、東成区在住、要介護:3

家族様との同居されており、Aクリニックより訪問診療を、受けておられる(日中は訪問看護を利用)。 脳梗塞を発症し、胃瘻を造設した。長男夫婦が交代で夜間帯の痰吸引を行っていた。 後日訪問看護ステーション職員様より長男様に胃がんが見つかり精査加療の為、入院予定となった。 長男様が入院する間(2~3週間)入院させてほしいとの内容。

事例③セルフネグレクトへの対応

80代男性、平野区在住、要介護:なし

独居にて生活されており、自宅内はゴミが散乱し、とても生活が出来る環境ではなかった。 包括支援センターの職員様も介入されており、セルフネグレクトを理由に当院へ入院の相談が入る。 当院よりお迎えに伺い、外来へお連れする。当初は入院する事を拒否されていたが、 区役所からも虐待の認定を受けておられた背景もあり、入院される事となる。

事例④単身・身寄りなし・生活保護の方への対応

70代男性、平野区在住、介護保険:未申請

独居にて生活保護を受けて生活されており、C病院にてインスリン治療のため通院中。昨年より通院を自己中断されていた。 自宅内でのADLは自立されており、自転車に乗って買い物なども出来る状態であった。認知症の問題もあり買い物に行けておらず、 配食サービスの利用もあったが、食事が届いた事を忘れてしまい腐らせてしまうこともあった。自宅内も環境が悪く、 いつ熱中症や低血糖を起こしてもおかしくない状態であった事から地域包括支援センターより相談があり入院される事となる。